おざろぐ

東北から教育とか趣味とかをつづるブログ

20代の振り返り①~再受験~

20代の振り返りを記したいと思います

個人ブログを書くはかなり久しぶりなのですが、日々いろいろなものを経験・吸収していると体の内部にエネルギーが充電されて、放出されずにもやもやしてきます。なので定期的に外にアウトプットしていかなきゃと思いブログ再開しました(笑)

先日30歳という節目の年になったこともあり、何回かに分けて20代の10年間をじっくり振り返っていきたいと思い立ちました。半分は自分のためであり、残りの半分は読者のみなさんにとって「こんな人生もあるんだな」と参考資料にしてもらえたら幸いです。

僕にとって20代というのは不透明な時期であり、人生を咀嚼していきながら消化し、自分の人生の中で3大転機が訪れた極めて重要な時期でもあります。3つとは、【再受験】【東日本大震災】【NPO転職】です。まずは20歳のときに経験した再受験から綴っていきます。

 

再受験までの経緯

早稲田大学理工学部に入学した大学2年目。物理学を学ぶ一方で、本当に自分は宇宙物理の研究者になるべきなのか、人生の岐路に立たされました。そしてついに大学を休学し、2年生の10月にカナダへと留学することにしたのでした。

 

悩み悩んだ20歳の冬

20歳を迎えた2006年の11月、僕はカナダのトロントというところから帰ってきたばかりでした。なぜトロントに行ったのか。それは誰も知り合いのいない地で自分の人生を見つめるためでした。現地の語学学校に通って英語の勉強をしながら、ホームステイをしたり、韓国人の友だちとコリアンタウンに入り浸って議論をしたり、ナイアガラの滝を見に行ったりしました。そんな中で見つけた結論はただ一つ「もっと世界を知りたい」でした。

 

再受験に向けて始動!

日本に帰ってきて現実に引き戻されたとき、僕は東京外国語大学を受ける決意をしました。というのは、色々な世界の文化を学んでみたいと思ったし、大学内の転部の申し込みが終了していたからです(センター試験の申し込みは留学前に済ませていました)。これが11月末のことですからセンターまで2ヵ月ちょっと、2次試験まで3ヵ月と非常にタイトなスケジュールでした。ところが、もう間に合わないんじゃないか?という気持ちは当時の自分には微塵もなく、根拠なき自信に満ちあふれていました。今思い返すと完全に「若気の至り」ですね(笑)理系は高得点とれるから(たぶん)文系科目だけ対策すればよかったので気持ちはラクだったんでしょうね。

 

志望校変更、ふたたび早稲田へ

東京外国語大学の受験には世界史が必須だったのですが、今まで世界史の勉強をしたことがなかったので、予備校に通って受験勉強を始めました。日中は予備校で受験勉強、夜は学習塾でアルバイトで受験対策をするという不思議な生活wそんな折、早稲田大学で新しい学部ができるということを知り、志望校を変更することに。新しい学部は、第一文学部と第二文学部が再編され、文学部と文化構想学部に生まれ変わるというもので、僕は好奇心が強かったので色々なことが分野横断的に学べる文化構想学部を受けることにしました。受験科目は英語・国語・世界史。世界史はそのまま勉強を継続し、忘れていた英単語・古文・漢文の勉強も追加していきました。勉強場所は早稲田大学図書館が素晴らしい環境だったので(学生だけ利用可能だった)、早稲田大学の中で早稲田大学の受験勉強をしていたわけですw

 

再受験本番、そしてドキドキの結果発表

このようにして怒涛の受験勉強が終わり、本番を迎えました。英語と国語は絶好調だったのでしたが、世界史が難しすぎて手が出ませんでした(実際は時間がなさすぎて第一次世界大戦までしか勉強できなかった)。これはちょっと微妙だな~というのが率直な印象でした。そしていよいよ合格発表。結果的にはまさかの合格!!天井に手が届きそうなほど喜びました!ただ残念なこととしては、一番勉強したはずの世界史を使った受験は不合格で、センター試験を利用した別の受験方式での合格でしたwこれは地味にショックでしたね( 一一)とはいえ、受かれば新たなキャンパスライフ、落ちれば理工学部で留年をするというリスキーな賭けに勝ったわけです。今思うと、受験勉強2ヵ月しかないのによくチャレンジしたなぁと身震いします(汗)まぁ結果オーライですが、根拠なき自信に突き動かされて無謀なことをするのは「若さゆえの為せるわざ」と思いますねw

 

まとめ

利害や打算を超越して、心の声のままに突き進むことも時に大切だと思います。当時の僕は、どんな人生にしたいのか心から悩んで、苦しんで、模索して、がむしゃらに生きていました(今もリスキーな人生で三つ子の魂は変わらないような気もしますが・・・笑)。物理の研究者になるかどうかで迷い、決断して進路を変えた20歳の冬。今僕は教育の道を志しているので、当時の自分には心から感謝したいですね。と同時に、40歳の自分から感謝されるような30歳を過ごしていきたいなと思う今日この時です(^^)